『強い』ってなに?

おはようございマス!!
武ノ風 山下です
今日はまた、一段と涼しい中
心地よく生きています
さて
わたし、武道教室にて護身術という名目で
「強くなる」手段を稽古しているのですが
この「強い」とは
人それぞれ定義や概念が
ある人は「喧嘩に負けない」
ある人は「勉強して権力を手に入れる」
ある人は「お金あるやつが上や」
など
十人十色であると思います
自分の場合
強くなりたいと思ったキッカケなんですが
自分がまだ8歳かそこらくらいの時
家族で繁華街の雑居ビルの上の階の
レストランに食事に行くことになりました
その時、自分と祖母と二人でエレベーターに乗った際
一緒に二十代半ばほどの
見て分かりやすいチンピラ二人組が同時に乗り合わせました
その二人組は酔っていたらしく
自分の祖母の容姿をからかい始め
それに対してその時の自分は
ビビって固まってなにもできませんでした
上の階に着くとチンピラ二人組はどっかに消え
祖母もなにもなかった様にしてました
(今思えば祖母の性格的に気にしてなかったと思う)
ですが
その時なにもできなかった自分が悔しすぎて
「俺が強くなって悪い大人を片ッパシから退治してやろう!!」と
8歳のアキヒロ君は強くなろうと決意しました
「三つ子の魂百まで」ではないですけど
その時にできた「反骨精神」は今も胸の中にあります
そこから、
剣道、柔道、極真空手、正道会館k-1と色々あって
日野晃先生の「日野武道研究所」に辿りつきました
話しは大分逸れたのですが
日野先生に出会うまで
「文句あるやつは力でねじ伏せればいいやろ」
と思って生きていました
いわゆる「腕力こそ強さ」てやつです
知人の紹介により
日野先生と出会い
それまで大阪で道場破りなどをしており
様々な道場の先生方をねじ伏せていたのですが
日野先生に軽く退治され
そこから、日野先生のもと通うようになりました
武道の身体操作はもちろん
武道の発想、感覚、人生観
様々な角度で教えて頂いたし
日野先生自身が体現されてるのを
目の当たりにしていくうちに
「この人には敵わねーわ!」と同時に
「こんな人生の大先輩、俺が抜いてやらな面白くないやろ!」
という二律背反な思いも生まれました
話しは脱線しまくりですが
「強いとはなんぞや??」という疑問を
あるとき日野先生に尋ねてみました
その時の答えて頂いた言葉が
「山下なぁ、とんでもない最強の力持ってるやつが強いて思ってるやろ?
ちゃうで、強いやつなんか上には上がいくらでもおんねん
自分と対峙する相手の一枚上手になればいいだけやねん!」
二十歳そこらの自分は教えて頂きました
その時本当に脳天に落雷するほどと言っていいほどの衝撃を受け
「今まで俺、何を勘違いして妄想の人生生きてたんや、今までの自分ぶっ壊さないとダメだ!」
と強烈に決心しました
そこから、自分の固定観念との闘いに
悩み、もがき続け
今、現在の自分の持っている「強い」は
「相手と1つになれること」
ここに今辿りついた答えです
やっぱり思うのですが
腕力、知力、権力、金の力
まーなんでもいいんですが
なぜ強くならないかんのかと言うと
自分の大切な人たちと
ただなんとなく幸せに生きていけて
それを守っていければ
それで勝ちなんやないかと思うのです
それって相対的に「誰よりも強くて、俺の方が上や」って
発想自体がもう人生負けに向かってしまうと感じるのです
「みんなが勝ち!」
これが最強やと思います
なんのこっちゃのブログでごめんなさい

武ノ風 BUNOKAZE

衰えない身体作りとしても学べる護身術教室です。

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