おはようございます
武ノ風 山下です
毎日ブログをあげていこうと決めたにもかかわらず
昨日は1日バタバタしながら
夜はシャンパンやらなんやら
飲み散らかし
ブログをさぼってしまう
そんな
自分に甘々なところも
そんなに嫌いではない僕なんですが
今日も午前中、稽古に励んでおりました
本日は年配の男性と二人きりの稽古になり
とても濃密な稽古になりました
稽古内容はとにかく基本の「胸骨操作」から始まって
様々な応用をおこない
後半は相手の攻撃を「往なす」稽古から
手のひらを通じて「相手と繋がる」稽古を約2時間行いました
自分で言うのもなんですが
正直、僕の「受け」なかなか素晴らしいもんで
僕と稽古をすると、相手が一気にレベルアップする場面が時々起こります
今日一緒に稽古した男性も
一気にレベルアップしたので
嬉しかったです!!
「受け」が良いとはどういうことか?
先ず、「受け」とは
「相手を掴んで動けないようにする」
「相手に攻撃を加える」
「一人でなにか行動を起こす」
を相手に対して行うことなんですが
なぜ、これらの事を他の人がやると
なかなか上手くできないのか?
初心者の方に関しては
「自分が今なにをしているか分からない」
というのがあります
これは当然仕方ないことです
次に
稽古に慣れてきてるのに
なかなか上手く「受け」ができないパターンは
よくあるのが
「自分のカラダを固定できない」
「相手に意識が向いていない」
「相手に気を遣っているつもりでヤラセをする」
この三つが大体のパターンです
これを1つずつ説明しますと
「自分のカラダを固定できない」
これは単純に手首、肘、肩、胴体、骨盤、膝、足首、の
自分のカラダの間接部のどこかの意識が抜けている場合がほとんどです
「相手に意識が向いていない」
これには二つ理由があります
1つは
躊躇してたり遠慮してることもあるのですが
2つ目に
往々にして
その「受け」を取っている方が
今までの人生で「本気で人と向かい合う」をしたことがない方が多いです
「本気で人と向かい合う」とは
「なにがなんでも助けてやる」や
「死んでもお前には負けないぞ」など
命懸けで人とどれだけ関わってきたかの量だと思います
「武道」としては
相手の動きではなく
相手の「なにか攻撃をしてやろう」という強い意識に対して「反応して変化する」
を稽古するので
「受け」のほうに
同じ動きでもちゃんと「意思」がないと
反応の仕様がないとなり
「稽古にならない」状態になります
こればっかしは
「ただ道場で稽古をしている」ではなく
どれだけ
「自分を殺しに何人も連れて来てるぞ」
など
どれだけ緊急な状況を精神的にシュミレーションできるかが
どれだけ目の前の相手と命懸けで向かい合えるか
が
稽古の濃度を上げることになります
確か、宮本武蔵の言葉だと思いますが
「日常を非日常に、非日常を日常に」
この意識で稽古に取り組むことが上達の近道だと思います
最後に
「相手に気遣っているつもりでヤラセをする」
これは正直僕もよくわからないのですが
「相手を怪我させてはいけない」とか
「相手に恥をかかせてはいけない」
からくるのだと思います
怪我をさせないは良いのですが
恥をかかせたくないなどの忖度は
ただの「自分の我」になります
「怪我のないよう、本気で襲う」
これがレベルアップしやすい「受け」です
僕と稽古する方は
「凄い圧力で怯んでしまう」
と言われますが
どんな方でも
窮地に追い込まれ、逃げずに向かっていけば
誰でもそれなりの圧力を発揮します
稽古でしっかり圧力を受けて稽古し
いざという高ストレスの状態で
どれだけ
「自分の心を静かにする」
ここが武道の稽古の
最重要項目になります
師から
「水月移写」
という言葉を教えて頂いたのですが
「水は月を映そうしてるのではなく
また
月も水に映ろうとしてるのではない
水面が静かなら
自然に写るだけ
人の心もこれと同じ」
に尽きます
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