最大の敵「私」

おはようございます
武ノ風  山下です

今朝なんとなーくYouTubeを見ていて
なんとなーく「松下幸之助」の動画を見ていたら
とても興味深い話しされていたので
上げてみました

どんな話しをしていたかというと

「会社を潰すの外からの問題ではなく、経営者が自分で潰している」

「賢い経営者は会社を興すし、会社を潰す

その違いは『私』があるか『私』がないか」

と仰ってました

ざっくり言うと

「私」が成功したい経営者は失敗するが

「会社」が成功したい経営者は成功する


面白いですよね

武道と通じる話しですし
道場でもよく言っているのですが

「『私』が相手をどうにかしたいじゃダメ」

本当にこれです

昨日も稽古をしていて
このことに触れたのですが

これがまた、アタマでワカッテいても
実際にやるとなると
とんでもなくムズいです(笑)

自分一人で完結することは
なんでもいいのですが

いざ、相手がいて
その相手となにかしら対峙する場面で

「『私』はこうしたいの!」

はただの子供の駄々と一緒で
なんの共感も意思の疎通も
得ることが困難になってきます

それって逆の立場を考えてみると
簡単に分かることなんですが

人ってなにか「欲」を達成しようとする時
つい感情的になって
相手の状態、感覚、立場をスッ歩抜けて考え
『私が』だけの無計画な状態になりがちです

僕も昔はそうだったのですが

今は
なにか欲するものがあり
それを得ようと思った時に

ただ「それ欲しい!」て感じになるのではなく

「それを最低限の労力で得るには

まず誰を得させたらいいのか?」

を考えます

そして

「相手も自分もWin-Winになるには、今なにをすべきか?」

を深く考えてから行動に移すと
だいたい、それなりに上手くいきます

その思考の注意点は

「私」が得して「相手」も得さそう
ではなく

まず「相手」を得させてから「私」の都合のいい所に持っていこう

ていう順番でいくといい感じなります

あくまで僕の経験からの話しなので
信憑性は怪しいですけど(笑)

この発想を育てることも
これまた「武道」の目的の1つです

それを端的にしたのが「手の感覚」の稽古です
手の平で相手を感じて、相手が心地好くなるように合わすのですが

実生活では、相手と向かい合って
会話をしながら
相手の雰囲気や気配から

「この話しの方向いい感じやな」

とか

「あっ!これは地雷やな、話し変えよ」

て感じ取っていき
相手の心地好良いところで話しを進めると
無駄なトラブルを避け
なんなら、協力者になってくれたりします(笑)

道場に一人青年がいるのですが

人のことはどうでもよくて
「私」の為にしかお金を使いたくない!っていう発想だったもので

「おまえな、お金なんかいつでも稼げば手に入るけど、人の縁は失ったら戻らんよ!」
と話し

「私が私が」は周り廻って
結果、自分が大損することを伝えたのですが

これ、大抵の人やっちゃってるなーと思う次第です




武ノ風 BUNOKAZE

衰えない身体作りとしても学べる護身術教室です。

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