武ノ風 山下です
「朝倉未来ストリートファイト勝ったら1000万円」
先日開催されましたが
最低な内容でガッカリしました
どう見ても弱くて小さい挑戦者を揃えて
その弱い挑戦者を怪我させてしまう朝倉未来
もう茶番でもなんでもない
ただの悪趣味でしたね
「朝青龍の土俵から出したら1000万円」が
良かっただけに残念です
わざわざ睡眠削って
お金使って
大阪までオーディション行ったの
あれなんやったん?て感じです
最初から
「朝倉未来より大きくて、強そうな人はお断りします」って、オーディションの条件を言うといてほしかったです💢
まぁ、ひとつ社会勉強をしたということにして
笑い話のネタにします(。-ω-)
そんな愚痴は置いといて
先日、日曜日の稽古は
久しぶりの男性だけの稽古になりました
稽古内容は
いつもの「胸骨」から始まり
「胸骨」で「膝」を使うから
せっかく男性だけなので
ちょっと攻撃的なことしようと思い
「胸骨」での「前蹴り」をやってみました
僕がデモンストレーションで
一人の男性にミットを持って踏ん張ってもらい
ミットを持っている人の背中を
更にもう一人が支えるように踏ん張る
それを僕が
「足」を自分で動かして蹴らず
「胸骨」を操作することで
エビが丸まる様に
「胸骨」「骨盤」「膝」が自動的に動き
「足」が自動的に飛んで行く
その足をミットに当たる瞬間に「ビタッ!」と止める
すると
ミットを持っている人を支えている後ろの人に衝撃が行き
後ろの人だけが吹っ飛ぶを見せ
みんなにもチャレンジしてもらいました
やはり、なかなかうまくいかず
悪戦苦闘してましたが
僕が気になったところをアドバイスしながら
やっていくうちに
なんとなーく、感覚が分かりかけてるかな?って
感じにまでなりました
ていう感じでこの日の稽古もですけど
いつも稽古してて思うのですが
みなさん上達するのが早いなぁーって
いつも驚きます
それが良いのか悪いのかは
正直、今の僕には分からないのですが
「楽しきゃいいやろ!」
てことで満足してます
いや、そんな言うのも
僕が20年ほど前
日野先生の稽古に週3~4で通ってた頃
最初の2~3年は全くなんのこっちゃ分からず
「胸骨」も「連動」も「肘」も
何一つできませんでした
その頃の稽古は
稽古が始まると
日野先生がみんなの前で
なにか一つ誰か相手に技を見せます
そして「はい」とだけ言って
みんなは見様見まねでそれをする
もう、みんな訳が分からず暗中模索で
ひたすら続けてる中
あまりにも訳分からない人は
「今、何やってんのか分かってるか?」
と日野先生に注意され
あまりに自分のことしか考えず
周りの人にぶつかったり
組んでる相手を雑な扱いをしてると
「人は物ちゃうどー!!ちゃんと周りに意識向けて、丁寧にせんかい!!」
と怒号が飛び
言われた人は凍てつき
それを見ている周りも凍りつく
という中でのいつも緊張感MAXの稽古でした(笑)
そんな道場だから
常連メンバーの5~6人以外はコロコロと入れ替わっていたのを覚えています
僕を含め
毎回ビビりながら日野先生のもとに
通っていた常連メンバーは
よっぽど「日野先生のファン」か
本気で「自分のレベルを上げたい人間」かの
2パターンでした
僕は後者の「自分のレベルを上げたい」でした
僕と同じ動機のメンバーは3人ほどいました
そのメンバーとそのメンバーの友達なんか
二十歳前後の若者5~6人で集まって
「自主練習会」もやっていたのですが
なんせそのメンバー
みんな「本気で強くなってやる!」の思いが強いメンバーなもので
雰囲気もギラギラで
その練習内容もだんだんエスカレートしていき
グローブをつけての本気の殴り合いから
本物の包丁を使っての稽古にまでなってました(笑)
その頃は正直言って
日野先生の道場行っては
なにも分からず
毎回、自分の無力感にだけ打ちのめされ
毎回、へこんで帰るを繰り返してたり
自主練習会でも
緊張感みなぎる
スリル満点の稽古をする
ということを続けていて
そんな中
「日野先生ていう、自分ができないことやっている人がいる以上、絶対諦めんぞ!!」
と自分が成長できるかどうかも不安な中
負けず嫌い根性だけで続けていました
でも今思うと
そんな不安な中だからこそ
沢山、自問自答できたし
「武道に人生賭けてみよう」って
思えたのだと思います
さっき
最初の2~3年は全くなにもできなかったとは
言ったし
本当にそうなんですが
その何もできない時期
何もできないからこそ
日野先生を全神経を集中して見ていたし
毎回、打ちのめされてたし
その頃の稽古の緊張感
自主練習会のメンバーの本気の空気と
気を抜くとケガするスリル感
「本気で人と向かい合う」
を身をもって稽古できていたのだと
凄く思います
「本気で人と向かい合う」って
武道の核でもあるし
人間関係の一番の要の部分を
若い頃に悪戦苦闘して稽古できた事
僕にとって心底「宝物」だと思います!
あの頃のような濃密な時間
今ではなかなか無いし
作ろうと思っても一人では作れない
今の僕を作った貴重な経験でした
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