「武道ってなに?」パート2

武ノ風 山下です


「武道」にとって大事な要素「待ち」をここ数日ボンヤリ考えてました


それは、なぜかというと

YouTubeに出てくる、合気道、体道、ジークンドウ、暗殺術、

しまいに「初見宗家はこうしている」というバカ

このどれもが「格闘技」というなら異論はないのですが、

これらみんな「自分が勝つ、じぶんが負けない」の発想しかないのが、とても見え透いていて、無知でダサいです


上に挙げた動画

初見宗家が本当に素晴らしい言葉を仰っています


松本備前守、今泉伊勢守、など武道の流祖の名前に「守」といえ文字が入っているように

昔の本物の武道家はなにかを守る為に存在していた様です


僕も「護身術」という言葉を便宜上使ってますが

自分の身を護るのではなく

仲間、家族、自国、など大事な人を守るための技術や発想が本来だと思います


さっき、「無知でダサい」と言ったのは、上で挙げたYouTuberたちがあまりにも「闘争」を知らな過ぎるからです

ほとんど「闘争」の経験なく、「自分が自分が」の妄想のお話ばかりです


じゃあ、「闘争」ってなに?というと


「闘争相手にちゃんと筋を通して、遺恨のないように制圧してなにかを守る」です


そうしないと人って「復讐」「仕返し」をし合うからです


そこを深く考えていくと

「相手と衝突しない」

「相手と同調する」

「相手に違和感を感じさせない」

「相手に痛み、怒り、不快感を与えない」などが必要条件だと気付いていきます


それらを体現しておられるのが「初見宗家」であったり、達人と言われる方々です


いつも言うのですが先ず美しいです


「初見宗家」の相手と対峙している時

「自分は捨てて、ただ自然に立ち、自然の流れに任せる」状態の「待ち」

お相手しているお弟子さんたちはなんの不快感も違和感もなく

気付いたら動けなくなっている感覚やと思います


昔ヒクソングレイシーとういう400戦無敗の格闘家がいたのですが

このヒクソンに負けた相手の言葉で

「ヒクソンに馬乗りされても、乗られてる感覚がなく自由に動けるのに、やられるんだよ」って話していたのですが


本当に違和感がありません


相手に違和感を感じさせない「待ち」

だから「遺恨」を残さず、大事な人を守れる技術が武道やと思います












武ノ風 BUNOKAZE

衰えない身体作りとしても学べる護身術教室です。

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