「呪いの言葉」

今日は日野先生のブログから、失礼ながら無断で抜粋させて頂きました


「一生懸命」「本気」「真剣」など言葉としてはあるし、僕も使ってる言葉です


なんですが、これらの言葉を便宜上、他人に使うことがあります

仕方ないのですがハッキリ言って、自分で自分に違和感を感じます


書いてても思うのですが

それらの言葉を使ってる時の自分が「本気」でも「真剣」でもないからです


自分が嘘をついてる状態です


じゃあ、なにが「本気」なのかと言うと


後から振り返ってみると

「あの時の俺、本気やったなぁ」てな感じで

自分を俯瞰できないくらい何かに意識が向いている状態の自分の時だと思います


今まで出会った「本気」や「真剣」が見えた人らに「凄い真剣やったね」と聞いても

「えっ!?なにが??」くらいの反応が正解やと思います


なので、他人に「本気で」とか「真剣に」という言葉をかけるとき、ちょっと申し訳ない感覚が入ってます


ていうのが分かった上で、本当に「本気」や「真剣」を知らない人がけっこういるんだと最近気づきます


なぜ、それに気付くのかと言うと

そういう人たちは

「本気でやってんだけどなぁ」とか

「俺、真剣なんだけど」と

違和感のある言葉を自分で言います


「お金の稼ぎ方教えます!!」くらい矛盾して違和感のある言葉に聞こえます

「だったらお前が稼いで、お金配れや!」ってツッコめる矛盾があるくらいってことです


自分で今「本気」「真剣」だと思える時って実は「本気」ではなく

「本気のつもり」「真剣のつもり」

がほとんどです


とやっと僕が言いたかった話しに辿り着くのですが

この「~のつもり」ってやつが本当に厄介な脳ミソの特性やと思います


自分の理想と

実際の自分の状態が一致してない事です

簡単に言うと「自惚れ勘違い」です(笑)


僕は、武道、格闘技、飲食店経営は一応プロと言えるほどやってきたので分かるのですが


負ける格闘家、廃業になる飲食店、これらを見てていつも思うのですが


「本気でやってないやろ?」

「何、自分で自分に合格点出して、勝負しとん?アホか」と

他人のことなんで放っておけばいいんですが、イラッとします(笑)


そんなのより

上のブログでの話しにある、障害の方が文字を書くことの話しのように


ただ込み上げる欲求に、自分の全てを動員することが「本気」であり

それは美しくて、勝手に伝わるものやと思います


「~つもり」って言葉

真剣な人は使わない言葉であり

自分の成長を止める呪いの言葉だなって話しでした








武ノ風 BUNOKAZE

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