「固定観念をブッ壊す」
昨日は新しく2名入会された
稽古内容も基本の「胸骨操作」からとりあえず始め、「胴体の伸縮」から「膝の操作」を行った
そのお二人を見ていると、出来ない時はもちろん
ちゃんと自分の身体を操作して相手が倒れた時も、その手応えの無さに「なんで!?」と頭から湯気を出していた
それでオッケー!!
最初のうちは
「踏ん張っている相手を倒すほどの力を出す」=「凄い手応えがある」という固定観念がどうしたって大人の頭にはある
それはただの思い込みで、現実に相手が倒れない以上、どれだけ頑張っても自己満足の妄想でしかない
だが、ちゃんと自分の身体のポイントを感覚して操作をすると、ヤラセのように手応えがなく相手は転がる現実
「強い力が出る」=「手応えが無い」
が正解になる
それが「現実」である以上、身体から強い力を出すには、過去の思い込みの自分を壊すしかない
ただ、自分が生きてきて植え着いた固定観念は、分かっていてもそうそう壊せない
例えば、稽古で「肘だけを動かす」をする
1人ではできたかな?となっても誰かに腕を握ってもらった瞬間、「うわ、握られてる」とプレッシャーがかかる
そうすると、分かっていても「握ってる相手をなんとかしよう!」という頭がよぎる
すると、相手は反応し、強い手応えと共に力比べが始まり、腕力の強いほうが勝つ
そこが、自分の頭との戦いになってくる
僕も最初の頃、「相手の突きを払うな!」と言われても空手時代の頭のクセが抜けず、相手の突きを払ってしまう自分がいた
そんな、固定観念を壊すのに三年くらい掛かった
それはもう脳ミソから血の汗流しまくりの地獄の日々だった
そういった、幼稚な自分を壊していくのも「武道」の稽古の目的でもある
武ノ風 BUNOKAZE
衰えない身体作りとしても学べる護身術教室です。
0コメント