「武学入門」

日野先生の著書「武学入門」

20年前に購入し、押入れのどこかに消えてしまったので、改めて購入した


久しぶりに読んでみると、やっぱり夢中になってしまった


内容も、様々な日野先生の体験談と独自の視点、分析の話し、関わってこられた方々との話しも凄いのだが


改めて、この著書を読んで思ったことは


つくづく、言葉と向き合い、自分に対して一切の嘘を許さない方なんだと


「今の俺では、全然追い付けないわ!!」

と僕自身の中途半端な生き方を痛感させられる


それと同時にこの本を読んでいると

20年前、大阪で汗臭くて、血生臭くて、濃い日常を送っていた頃の感覚がフッと蘇る


日野先生のブログで、当時の僕の雰囲気を「ギラギラした青年」と表現して頂いたことがある


その当時の僕は自分の不甲斐なさに、1ミリ1秒でも早く強くなりたいのと

だけど実際の成長しない自分に悔しくて

なりふり構わず

「やれることは全部やってやらぁ!!」

と日々生き抜いていた


武道仲間と本気のど突き合いや、色んな形での路上の実践、夜中の公園で一人稽古


面白かったのが、大阪の源八橋の高架下にサンドバッグを吊るしてトレーニングもしていたのだが


このサンドバッグ持ち運びが簡単に出来ないので、吊るしっぱなしにしていた


それだと盗まれる可能性があるので、その辺のホームレスのオッチャンたちに、その当時バイトしていた弁当屋の廃棄の弁当との取引により、サンドバッグの見張りを頼んでた


そんな独り者だったこそできた無茶


その当時のギラギラ感、今じゃもう簡単には戻れないよなと切なく感じる


そんな当時の武道仲間「山本洋平」の話しも、この著書で日野先生がされている

当時、僕の1つ年下の山本君のことを「あれは天才やで!」と聞かされ、悔しく思っていたのも良い刺激だったと感謝している


そんな色んな思い出が蘇る1冊でした(笑)





武ノ風 BUNOKAZE

衰えない身体作りとしても学べる護身術教室です。

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