「剣聖合いまみえず」

昨日も素晴らしい稽古になりました


生徒さんのリクエストで

「ドラムを叩き出す時、最初からしっかりした身体の状態で叩きたい」

とのことで、それなら「連動」が一番やな!ということで「連動の稽古」をしました


なにか、身体を使う前に「連動」をやっておくと、身体もスッキリして使いやすくなるし、ついでに頭もスッキリするので、頭の回転も早くなり便利です(笑)


最初、膝からスタートして全身を感じるをやり、色んなやり方をやっているうちに、みんなそれなりにできてました


あーだこーだ稽古をしていくうちに「先の先」という話しになり、それってなんなの?ってことで「先の先」を体現してお見せしました


「先の先」を説明すると

先に攻撃をしてきた相手の身体が動き出す前の意識が変化したのに対して、こちらが反応し一瞬先にこちらが動き出す

なんのこっちゃでしょ?(笑)


まず、相手に自分の身体の中心をしっかり狙って攻撃してもらいます


こちらは、頭の中を本当に静かにして、相手を正面で捉えるよう、ただ真剣に視ます

言うたら、「禅修行」です


すると、なにかしてこようとする相手の意識が変わる瞬間の気配が「違和感」として分かります


その「違和感」に素直に従い、自分が体変するなり、意識を操作すれば、相手は勝手に崩れていきます


これができれば、「護身術」的には「技」は必要でなくなります


人は意識の変わり目さえつついてやれば、ノーパワーで簡単に倒すなり、コントロールできるからです


僕が好きな言葉

「剣聖合いまみえず」

剣の達人同士になると、先に仕掛けようとしたほうが斬られてしまうから、達人同士が向かい合うとなにも起こらないんだよ

という意味で

ってことはみんなが達人になれば、争いがなくなるってことで、僕が武道をやる最大の目的になります


日野先生も昔、和歌山のある武道の達人の方と手合わせすることになり、いつまで経ってもお互いなにも起こらないから、可笑しくなりお互い笑って終わったという話しに興奮しました



余談ですけど、最近YouTubeで達人トーナメントという動画があり見てみました


なんとか流の達人やら暗殺の達人やらなんとか道の達人やらが対戦するという動画でしたけど

みんな達人?のはずやのに、いざ始まるとその辺のちょっと格闘技かじったチンピラ同様、睨み合って、フェイント?したり攻撃しようとしたり、しょうもない闘いを披露してました


もしかしたら彼らの「達人」の定義はチンピラみたいな戦いのことで、僕の「達人」とは価値観が違うだけかもしれないですけど


それは置いといて


「武道の達人」であり「人間の達人」が多く生まれれば、世の中が良い方向に変わっていくんじゃないかと信じて、残りの人生ガンバルぞ!!って話しでした









武ノ風 BUNOKAZE

衰えない身体作りとしても学べる護身術教室です。

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