「気持ちの切り替え」

「気持ちの切り替えが簡単に出来ない」


この言葉を時々聞くと、分かるようでよく分からない違和感を感じる


自分の中だけで済むことなら、気持ちを切り替えることもしない


それどころかその気持ちにどっぷり浸かることもある


だけども、相手がいるとなると話しが変わる


気持ちは簡単に変えられないかもしれないが、行動は変えられる


バアちゃんの葬式の時

悲しいというより、愛情を注いでもらった感謝で涙が止まらなかった

だけど、笑顔で見送ろうとバアちゃんのご遺体の顔をイジッてみると笑顔がこぼれた



最近ではないけど

繁華街で遊んでいた頃、たまに知らない人間に喧嘩を売られることがあった


人気も無く、時間に余裕があれば相手するのだが


そうでない時は、怒りが爆発しているのだが、「あぁ、今喧嘩してたらめんどくさいなぁ!しゃあない詫びて逃げよ」と冷静に気持ちを切り替えて

「ゴメンな!俺が悪かったけん行かせてもらうわ!」と退散することもあった


芸人の世界でも、その世界に入る時「親の死に目に会えると思うな」という覚悟を持つという

親が亡くなり、どんなに悲しく苦しくても、舞台に上がれば笑顔を振り撒いて道化を演じなければならない


そんな感じで気持ちを切り替える場面では先ずその状況を冷静に把握し、その状況に適した行動を取れば、徐々に気持ちが変わっていく


これをできないというか、しない人の意味が分からない


「簡単に気持ちの切り替えが出来ない」という人を見てると、なにも行動していないのに頭でゴチャゴチャ考え過ぎてるだけ

自分の感情に固執しているだけの頑固者の分からず屋でしかない


武道の言葉で「居付くは死、居つかざるは生」というのがある


「気持ちの切り替え」も同じで、いつまでも怒ってたり、悲しんでたり、不平不満を感じ続け「自分の気持ちに居付いて」も自分も他人も得しない


そんなちっぽけな自分1人の気持ちで人生の選択を間違える人を結構見てきた


よく考えれば分かるけど

世の中のみんなが自分の気持ちを切り替えることができなかったら、みんなどこかでぶつかり合って、社会は成立しない


みんな自分の気持ちはあるけど、妥協したり、歩み寄ったりして、落としどころを見つけなきゃいけない


「まいっか」と気持ちを切り替えることが、物凄く大事


気持ちは確かに大事なものだけど

曖昧なものだったりする


今みたいに暑くて、忙しいとちょっとのことでイラついたり落ち込んだりする


これが秋の気持ちいい時期にのんびり夕陽なんか見てると

「なんであんなチッポケなことで怒ってたんやろ?」と自分で自分を不思議に思ったりする



てな感じで

気持ちに遊びを持って

「まいっか!」と自分の気持ちを切り替える強さを持ちましょうという話しでした









武ノ風 BUNOKAZE

衰えない身体作りとしても学べる護身術教室です。

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