以前にも書いたことで
僕が小さい頃、繁華街でチンピラ2人組に僕の祖母がからかわれ
その日から、世の中の悪い奴らは片ッパシから退治してやろうと
僕の中に「戦闘スイッチ」のようなものが生まれた
もともと僕は小さい頃から
人を笑わせたり
人が喜ぶ顔を観るのが大好きで
人との争いごとや
嫌なことをする人間が理解できないくらい、平和な子供だった
そんな子供が、自分勝手な大人たちに
人の嫌な面を見せつけられた末
そんな人間になるくらいなら、そんな人間を退治してやろうと
幼稚な頭で出した苦肉の答えが「戦闘スイッチ」を持つだった
そこから数十年
今では、それなりに大人?になった僕ではあるが
その「戦闘スイッチ」というものが残っている
自分勝手な人間や、人を傷付けたり、人に迷惑をかける人間を見た時
ある程度までは「アホがおるなぁ」と流していたけど
ある一線を超えた行為をする人間を目の当たりにすると
なにかゾワーっとした感覚が膝から脳天に走り
「戦闘スイッチ」みたいなものがオンになり
僕の視点はその相手を捉え、ロックオンする
最悪、相手が仲間を呼ぶなり、武器で襲ってくることも想定内で相手と向かい合う
大抵の相手は怯む
だけど、それ以上に周りの人たちが凍りつく
それがいけないことだと解ってはいたから
歳を取るごとに「戦闘スイッチ」をなるべく入れないようにはしていた
だけど、とても失礼な人間に絡まれると入ってしまってた
誰にも話したことが無いのだけど
自分の人相に「戦闘スイッチ」を持つ人間の醜さが滲んでいることも知っていて
どうにかしたかった
今回、屋久島に行き
「紀元杉」にお逢いし
「紀元杉」に
「あんたは強いんだから、ドンと構えておけばもう戦わなくても大丈夫よ」と言われ
僕の中でなにか納得し、涙が溢れ
「もう、戦闘スイッチは封印しよう」
と決意できた
そこから数日が経ち
何度か自分勝手な最低な人間に出くわすことがあった
いつもの自分なら「戦闘スイッチ」が入り
その相手に何か言うなり、近づくなりしていたけど
膝からくるゾワーと来る「怒り」を脳天まで来た時に、その「戦闘スイッチ」を入れず放っておいたら
そのまま、ゾワーが抜けていった
初めての経験で驚いた!
そしてその相手のことが、心からどうでも良くなった
そのあとも何度かそんなことがあったが
そんな感じでいると、凄い生きてるのが楽な感覚になり
不思議と世の中を見ている視界が、柔らかくて優しいものに視えていった
そして「戦闘スイッチ」をオンにした攻撃的な自分よりも
強く逞しい、何か「芯」のような感覚が自分の中に生まれている
自分が使う言葉も変わってきているようで
愛する人にメールで
ただ愛する人の幸せを祈る気持ちで
「素敵な1日になりますように」
と伝えたところ
なぜか驚かれた(笑)
この「戦闘スイッチ」という禍々しいシロモノ
自分の周りの人たちが幸せになるのなら
一生、オフにしようと決めた!!
そして、そんな自分との闘いに負けないことも、僕にとってクールでイケてることだし
もっとカッコ良くなってやろうと決意した
武ノ風 BUNOKAZE
衰えない身体作りとしても学べる護身術教室です。
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