「実る程頭を垂れる稲穂カナ」

今まで生きてきて、芸能界、経済界、反社組織などの大物と呼ばれる方に何度か出くわす機会があった


どの世界も大物な方に必ず共通することがある


「人に優しく、威張らない」


本当にこれを痛感させられる


そんな中、一番衝撃を受けたのが

お笑い界の重鎮「西川きよし師匠」になる


自分が二十代前半の頃

格闘技をやりながら、弁当配達のバイトをしていた


大阪のテレビ局にも弁当を持っていくこともあり、ある日読売テレビに配達があった


テレビ局に着き

局内に入ろうとビルのガラス扉に近付くと

中から数名のスーツ姿の方々が、自分と被るように外に出ようとガラス扉に近付いてきた


外に出る方を優先しようと、中の方が出るのを待っていると

そのスーツの数名の1人が、ガラス扉を開き押さえ

「さぁ、どうぞ中に入ってください、ご苦労様です」

と「超」が付くほど丁寧にエスコートしてくれた


それも当時の僕はお世辞にも見た目に品がなく、イカツイチンピラのようなビジュアルにも関わらずである


とっさに僕は面食らい、ドギマギしながら

「あっ!ありがとうございます!!」

とパニクり気味でお礼をし、そそくさと局内に入った


良く見ると、その人こそお笑い界の重鎮「西川きよし大師匠」だった


大阪の飲み屋に行くと、時々若手のお笑い芸人が調子に乗って騒いでたり

ちょっと売れてる芸能人が天狗になり横柄な態度をしてるのを何度か見たことがある


それに比べ、「実る程、頭を垂れる稲穂かな」を地でいく、この超大物の紳士ぶり

ただ尊敬でしかない


本当に自分が恥ずかしくなり、勉強になった


あまり書けないが反社組織の大物ですら、タヌキの置物を持ってきて、「自分に似てるでしょ?」とフレンドリーなお茶目ぶり


それに比べ自分はちゃんと紳士になれてるのか?と自問自答する今日この頃でした(笑)





武ノ風 BUNOKAZE

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