「みんなのおかげ!!」
以前話した「言霊」というものの力のおかげか、「ありがとうございます!!」と感謝したくなる状況がよく道場で起こる
感謝したくなる状況とは何か?というと
一応、僕が先生ということで教えてはいるが
真剣に稽古に取り組む生徒さんの姿から、僕が色んなことに気付き教えを頂いている
ある時、なかなか姿勢が決まらない生徒さんが
相手を本当に感じ、相手と本気で向かい合い、包み込んだ時
自然とその生徒さんの姿が「達人塩田剛三」ばりに、ピシッと静寂で美しくなり
「本気で他人と関わる人間は、こんなに美しくなるんだ」
と改めて教えてもらった
昨日の稽古でも
僕が稽古の時によく言う
「絶対相手をどうにかしてやろうとか、やっつけてやろうと思ったらダメですよ」
の意味を体感してもらった
「胸骨」で相手を崩すをやっていたのだが
生徒さんに、僕を胸骨で崩す際
「僕が崩れ出したら、僕をやっつける気で抑えこんでください」と注文した
そして、生徒さんが僕をやっつける気で抑え込むと
僕はその生徒さんの違和感に反応して、逆技を簡単に返すことができた
生徒さんは驚きと恐怖を感じていた
「やっつけてやろう!!」という「我」
最近、塩田宗家の動画で
「力を出すということは、『我』を出すということと同じ、武道では絶対『我』を出しちゃーいかん!」
と仰っていた
道場でも「我を出してはダメ」とよく言っているが
「我」を出すことは、自分の能力に制限を掛けるという意味で教えてはいたが
「我」というものは、相手に利用され
下手したら人生であり、自分の命を奪われてしまうものだと、改めて生徒さんに気付き教えを頂いた
よく詐欺にひっかかる人は
その人に「お金持ちになりたい」という欲望であり、「我」が強い人ほど騙されるという話しも思いだしたりして納得していた
といった感じで、最近本当に以前に増して、生徒に教えを頂く場面が多い
この道場を作って良かったと心底、感謝している
余談だけど
稽古が始まる前
誰もいない道場でいつもお香を焚いて、掃除をするのだが
最近、掃除のあと誰もいない道場で
1人正座をし、目を瞑り
自分の頭を静寂にし、道場の雰囲気が静寂になると
「詞韻波羅蜜大光明(しきんはらみつだいこみょう)」
と言葉を唱え、柏手を打っている
それをした日の稽古は、不思議と生徒さんに活気が溢れ、目がキラキラしている
という面白い実験もしている
なにが言いたいか散らかってしもーたが
とにかく、僕の道場
どんどん、みんなのおかげでグレードアップしていることに「感謝!!」と伝えたかった
武ノ風 BUNOKAZE
衰えない身体作りとしても学べる護身術教室です。
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