「自信を持つお手伝い」

先日、僕に護身術の講師を依頼された社会福祉施設に、お話しをしに行った


その施設はDV(男性による女性への暴力または性暴力)の被害にあった女性が、その精神的恐怖を克服し、社会復帰する為の支援を行っている


僕が一番気にかけていたのが

ぼくにとっては些細なことでも

被害女性にとってはなにが恐怖になるのか、正直見当がつかない事が問題の1つになる


僕自身、DVにあったこともないし、やったこともない


何度か女性に暴力を振るう男を懲らしめたことはあるが

被害女性自体に本気で向き合ったのは、1度しかかない


その1度というのは


僕が二十代の頃にお付き合いしていた女性になる


その彼女と徐々に仲良くなり、お付き合いすることになり、お互い触れ合うようになると、急に震えだすことがあった


その理由をなんとかその彼女に聞いてみると

僕と知り合う数ヶ月前に、高校生の頃のそんなに仲良かった訳ではない同級生に誘われて合コンに行ったらしい


その同級生を信じて、飲みに行ったらしいのだが

割と強引にお酒を飲まされて

ほぼ酩酊状態でホテルに連れていかれ

抵抗しているのにもかかわらず、相手の男性は行為に及んだらしい


その後もその男性グループから、怯えている彼女に誘いの連絡が来ているのを知り

そのグループのもと、僕が直接出向き、話を着け、彼女とそのグループの関係は断ち切れた


それから、その彼女と僕と2人

同棲をしていたので

彼女の両親には秘密で心療内科に通院した


医者いわく

「こういう精神的被害はだれかの協力がないと、克服が難しいです」

と言われた


そこから、僕と二人三脚で病院に通い

2人で居る時も、彼女がフラッシュバックが起こるかを気にかけながら

フラッシュバックが起こると少し離れるということをしながら2人で過ごした


「くっつきたいのに、思い出して震える自分が悔しい」と、涙を流す彼女を出来る限り支えようと決意した


それから2年ほど経つ頃には、震えることもなくなった



そんな経験もあり

弱く幼稚で倫理が育ってない男性がいる限り、この問題は無くならないが


そういった被害女性が自信を取り戻すお手伝いができるのであれば

出来る限り、協力をしようと思った









武ノ風 BUNOKAZE

衰えない身体作りとしても学べる護身術教室です。

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