「周り全体を視る」

19歳の頃、大阪でちゃんと1人暮らしを始めた時、運送会社の倉庫で働いてた


そこの主任さんに大変お世話になり、社会人として必要な事を教わった


麻雀、ジェットスキー、車から、挨拶や人との接し方まで色んな事を教わった


特に有難い教えが「ちゃんと周り全体を見て仕事をしろ」だった


そこで働き始めた頃、ある程度仕事に慣れてくると自分の手元しか見ず仕事をしていた


すると、とっさのハプニングが起こった時に慌てて、対処できずパニクる自分がいた


そんなパニクってる時

その主任さん、こっちをジッと見てるだけで、どんなに追い込まれても黙って助けることもしなかった


そして仕事が落ち着いた頃に、近付いてくると

「ちゃんと周り全体を見て、状況を把握してないからそうなるねん」

と一言だけ言われた


「ああぁー!そっか!!」と当たり前の事に気付かされ、目から鱗だった


そこからは、自分の仕事はもちろん

周りの状況、他の人の仕事ぶりを常に視野に入れるように仕事をしていくと

驚くほど、仕事の要領が良くなり、その現場のリーダーになった


この要領は、仕事はもちろん、勉強、遊び、武道、生活と全てに通用する


どこへ行ってもそんな感じでやっていると、周りをゴボウ抜きで仕事が出来たり、色んな事が上手くいった


なんだけども

以外と「周り全体をよく見る」を知らないのか、できない人が多い


私生活でも

人混みの中の歩行、車の運転、お店の店員さんなど、周りを全く見ず、自分のことしか考えていない人をよく見る


そんな人たちは知らずにトンチンカンなことをしていたり、他人と衝突して自分で自分を窮地に追い込んだりしている


その上、自分の行動は振り返らず、自分の落ち度を周りのせいにしているような不貞腐れた顔をしている


僕から見れば、自分で掘った落とし穴に自分で落ちてる様にしか見えず、滑稽でしかない


周りを妬んだり、人のせいにしたところで、自分の能力は何一つ成長しない


そして、こと武道においては、当然重要な要素になる


日野先生の道場に通っていた頃

誰か組んで稽古をしている最中

他のペアとぶつかったりしようものなら

「自分だけ稽古してるんちゃうぞ!!周りをちゃんと見て稽古せぇ!!」

と怒号が飛んだりもした(笑)


自分の道場でも

「周りを意識に入れる」は難しいから初心者には言わないが

本当は、初心者こそこれを意識したほうがいいだろうなとも思う


何か作業をする際

「周り全体を視て把握する」を意識するか、しないかで、自分の成長が雲泥に変わるという話しでした





武ノ風 BUNOKAZE

衰えない身体作りとしても学べる護身術教室です。

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