「武ノ風で教えてること」

昨日は有難いことに2名体験をしに来られた


とても礼儀正しく、雰囲気の良いお二方で、早速、入会したいと喜んで頂けた!!


最近お酒をやめていたが、嬉しくてビール1本だけ空けた(笑)


僕がやっている武道は、よくある武道教室とは違い

型、組手、筋力トレーニングはほぼ無い


じゃあ何をするのかというと


「自分の身体を感じて知覚する」

「相手との接点を感じ同調する」

「相手と正面から向かい合って意識の関係をする」


が大まかな稽古になる


その入り口の入口として

「胸骨操作」

「地面に対して垂直に立つ」

「背骨、肘、膝を知覚する」

「ありがとうを届ける」

初心者の方には指導する


そんな中よくある武道教室では

「こう動け」

「しっかり踏ん張って」

「相手をこうしろ」

「気持ちで負けるな」

とよく聞く


うちでは

「自分勝手に身体を動かさない」

「足裏は不安定にフワフワさせる」

「相手をやっつけようと思わない」

「ちゃんとビビって下さい」

と他所とは真逆の様な事を言う



僕も、剣道、柔道、空手、キック、をやってきて知っているのだが


大方の武道の道場は、結局今までの自分が知ってる身体の使い方の延長でしかない


強い力を出そうと思えば腕力を鍛えたり

相手を倒そうと思えば、力で制するか、関節の動きを制するという、あくまで「人という物体」をどうするかという指導をされている


それが武道に限らず、プロスポーツの世界でもその発想が大方である


だから、みんな身体を壊すし、歳を取ると若手に負けてしまう


じゃあどうするのか?


その固定観念をぶっ壊す作業をしなければいけない


そのために、「自分がどう動く」ではなく

「自分をちゃんと感じる」という発想を、自分の脳ミソのプログラムにアップデートさせなければいけない


そのための「感じる」という稽古を徹底的にやっていく必要が出てくる


自分の頭で考えた行動は、どこまで行っても自分の頭のレベルを越えることはできないが

「感じる」に身を任せる様になれば勝手に身体が強い力を出してくれたり、相手と衝突せず相手を制する結果になる


日野先生が仰られていた話しで

「み~んな、身体は天才や、自分の頭がアホなだけやで、例えて言うなら凄い性能のF-1マシンがあっても、ドライバーが下手くそやったらマシンの性能は発揮できんやろ?それと一緒や!」

と言われていた


自分の身体も「物」では無い

そして、相手も「物」では無い

感情もあるし、感覚もあるし、本能もある


地味な稽古に見えるだろうが、無限の可能性に挑戦する稽古になる


そんな人間を「物」として捉えている頭をぶっ壊すために、「感じる稽古」で自分も相手も徹底的に感じて、自分の固定観念をぶっ壊すことが初心者には最初の壁になっていくという話しでした







武ノ風 BUNOKAZE

衰えない身体作りとしても学べる護身術教室です。

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