武道には「応点」というのがある
先日、女性の方が体験に来られた際
「ありがとうを届ける」稽古を皆でやった
先ず「応点」という西洋的に言うと「パーソナルスペース」という、人が違和感を感じ、受け入れられるギリギリの距離がある
身を護る時
このギリギリの「応点」に相手が入ってくるまでに反応してないと、身を護れないよという距離だが
これを感じ、「応点」の距離に立つ2人を横で視ていると、その2人の空間の緊張感というか、雰囲気の濃さが僕には視える
人によっては全く分からない人もいるし
なんとなく感じる人もいる
それを見ながら「もうちょい近付いて」とか「ちょっと離れて」とかアドバイスをする
と先日の稽古でもやっていると
その日体験に来られた女性が全く同じタイミングで「そこです」と言った
その女性にも人と人との空間の意識が視えていたようだ
自分と同じ感覚を持っている人がいる事に驚き、嬉しくなった
その後もピッタリと人の意識が、視えているようだったので他の稽古しているペアのアドバイス係をやって頂いた(笑)
稽古の後、メールを頂き
「ありがとうの稽古」で僕と真剣に向き合うことにより、その女性は胸が熱くなり不思議な感覚に喜んで頂けたとの事だった
「人と繋がる」を体感して貰えて、本当に良かった
人と仲良くなるのも、襲ってくる相手から身を護るのも「人間関係」
先ずは、相手と繋がらないことには「人間関係」もクソも無い
女性は男と違い、妊娠、出産、育児がある
生きていくために自分の身と、我が子の身を護らなくてはいけないから、自然と「危険察知能力」という本能が鋭くなる
人間社会で生きていく以上、人と繋がる能力が無ければ、仕事は無くなり、ご近所さんともうまくいかず、生きるのが大変になる
もちろん護身術としても、相手と繋がらないことには「往なす」ことができず、力で勝てない相手にはやられてしまう
そんな出来事から
改めて「女性の感覚」は素晴らしいなと思った
武ノ風 BUNOKAZE
衰えない身体作りとしても学べる護身術教室です。
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