「指導される力」

日野先生が海外で指導されてる動画


この動画を観ていると

海外で「武道」を学んでいる方の、日野先生の教えを真剣に聞いている姿がある

日野先生への敬意が見て解る


海外は争いや犯罪が日本に比べ多いから、海外の方は「武道」の必要性を感じているからなのかもしれない


日野先生が昔話されたことで

「武神館に来る、海外のお弟子さんの集中力は半端ないで」と言われていた


そして、僕も日野先生の道場に週3で通っていた頃

日野先生のご指導は、言葉でのアドバイスは一切なく

日野先生のデモンストレーションを見て、いかにそのままを自分が出来るか?という稽古をしていた

それはもう、命懸けのつもりくらい真剣に見ていた


そして、稽古後の日野先生との食事での雑談の中からヒントを盗んだり

日野先生の著書を読み、答え合わせをしたりしながら

ほとんど日野先生に言葉で直接指導されることはなかった


だから、指導されたことをチンプンカンプンなまま、自分で思いだしながらひたすらやった


そのおかげで沢山間違ったこともやったから、「間違い」がちゃんと間違いだと分かり

気が付いたら進化していた


こんな自由奔放で人の言うこと聞きそうにない僕に見えるだろうが

日野先生にご指摘を受ける時は心から頭を下げ「有難うございます」と敬意を表した


僕なんか実は、人から何か僕の行動に注意をされた時

「まだまだ俺、伸びしろあるな(笑)」と心で思い感謝する


それが「指導される力」だと思う


これがなぜか今の日本人は出来ない方が多数なのを感じる


僕はまだまだ自分が半端者だと思ってるいるから、知らないなにか教えてもらうと

「ありがとうございます」テンション上がるが


日本人の多くは指摘すると「そんなの分かってるからほっといて」という雰囲気を出す

だから、その人が受け入れられそうなキャパ内の指導しかしない

不思議でならない

教えてもらいに来ているのに自分の理解できる範囲のことを、耳障りの良い言葉で求める

そうなっている自分に気付いていない


うちの道場でもこの「指導される力」を持つ方はいない


それはそれで仕方ないと思い、楽しく稽古するのも人のお役にたっていると思っている


ただ、個人レベルでは「楽しい」だけで良いが

「日本文化」というレベルでは「楽しい」だけでは終わっていくと思うし、実際終わりに向かっている


メリハリだと思うが

楽しい時は楽しみ

真剣に自分を律する時は律する


この緩急は、いまの日本人に必要だと僕は勝手に思うから

ブログには書くが、言葉で人に伝えない


武ノ風 BUNOKAZE

衰えない身体作りとしても学べる護身術教室です。

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